起死回生への一歩




「いかに早く出来るか」がまず重要視され、
「いかに手間をかけるか」は評価されにくい風潮。
 むしろ生き残れないような雰囲気。

そのような時代の流れではありますが、
そこから抜け出す可能性はないのでしょうか。

一筋の光の事例として、
サロンドゥショコラを挙げます。
会場が沢山の人でごった返す中、
自分が食べるチョコレートとして、
ショコラティエが手間をかけて作った物を
選ぶ人は多いのではないでしょうか。

チョコレート以外の物でも
人が惹きつけられるストーリーや、
存在を知って貰えるような機会を作る。
実際に使える物、手が出せる物を作る。
もし高額で所有できなくても、
体感できる仕組みや機会を増やす。
少しずつファンを増やしていく。

消費者側も気にいった物があれば
継続的にサポートする事が求められます。
昔パトロン達が芸術家を支援したように。
サポートがなければ、努力も無になり
消えてしまいます。

手間が掛かった物だけが持つ味を知ってしまうと
他の物では満足出来なくなってきます。
インスタントな物で飽和してきている中、
分岐点が近づいて来ているのではないでしょうか。

COCO CHANELも言ってます。
「やがて本物が欲しくなってくる」と。

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